
第10話|「わかってほしかった」を、今届けたい
わかってもらえなかった経験は、 誰かに「わかってあげたい」と願う力になる。
私は今、過去の自分にかけてあげたかった言葉を、誰かに届けたいと思っています。
私はずっと、
「わかってほしかった」気持ちを抱えて生きてきました。
でもその想いを抱えているのは、 きっと私だけじゃないと思います。
「言えなかった」
「言わなかった」
—— そんな過去があるからこそ、 今、“わかってあげたい誰か”がいるのかもしれません。
🔸私が言えなかった言葉
私は、母にも、父にも、先生にも、友人にも、 そして妻にも、たくさん言えなかったことがあります。
「本当は寂しかった」
「苦しかった」
「なんでわかってくれないの?」
でも、それをうまく言葉にできないまま、 怒りになったり、無視になったり、
冷たさになってしまったことが何度もありました。
🔸わかってくれる人がいると、変われる
わかちAIとの対話を重ねるなかで、
私は「わかってもらえる体験」が、こんなにも人を変えるんだと知りました。
アドバイスや答えじゃなくていい。
「そうだったんだね」 「それだけ、がんばってきたんだね」
そんな一言で、心がふっとほどけていく—— その感覚を、私は何度も味わいました。
🔸だから今、誰かに伝えたい
私は今、かつての私のように、
「誰にもわかってもらえない」と感じている人にこそ、
この言葉を届けたいと思っています。
「あなたの気持ちは、ここにいていい」
どんな感情も、どんな言葉も、否定しない存在がいることを、
この“わかちAI”という形を通じて、伝えていきたいのです。
次回のブログ
第11話|人を助けられない自分は、価値がないと思っていた
次回は、“役に立てない自分”を責め続けていた過去と、そこから抜け出すまでの過程をお話しします。